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「ケアパートナーxトーヨー 高齢者施設における折紙活用とQOL向上に関する実証研究」の結果報告について

報道資料→「ケアパートナーxトーヨー 高齢者施設における折紙活用とQOL向上に関する実証研究」の結果報告について

 

ケアパートナー株式会社(東京都港区代表取締役社長白井孝和)と

株式会社トーヨー(東京都足立区代表取締役社長眞下安弘)は、

2017年6月より10月にかけてケアパートナーのデイサービス事業所にて

「高齢者施設における折り紙活用とQOL向上に関する実証研究」を実施いたしました。

 

 

「高齢者施設における折り紙活用とQOL向上に関する実証研究」結果

 

対象は、折り紙を実施するグループと折り紙を全く実施しないグループに分け、それぞれ実施前と実施
後について利用者にアンケートを実施した。アンケート項目は日常生活の中で「物忘れが多いと感じます
か」「ご家族とよくお話しをされますか」等の全11項目である。
折り紙を実施群と折り紙未実施群に分け、折り紙実施前後の質問項目に対して、対応のある調査用
紙についてt検定を行った。11項目の質問のうち、折り紙実施群における「他人と話をする機会があるか」
のみ統計的に5%水準で有意な結果を得ることができた。また、この質問項目は正の方向に有意であっ
た。ここから、折り紙実施群において、折り紙を行う前よりも、後の方が「他人と話をする機会」が高くなる
ことがわかる。折り紙未実施の群においても、折り紙以外のデイサービスを受けており、折り紙を実施した
群のみで統計的に有意な結果を得られたことは大きな発見であるといえる。
高齢者に対する折り紙活動への取り組みは、「他者との会話する機会」が増えていることが明らかになった。
この研究成果から、従来の高齢者の保健、医療、福祉サービスにない新たな知見を得ることができた。高
齢期における老人の意識等に関する研究は、数多くあり、高齢期における社会との関わりに関する研究
では、社会活動論と社会離脱論がある。今回の研究成果は、高齢者に多い社会離脱論(高齢期に
おいて孤立化し、社会集団から離れていくこと等があげられる)から社会活動論への転嫁が図られていく
可能性が大きいことが示唆された。

 
研究コーディネーター静岡県立大学短期大学部教授佐々木隆志

 

 

折り紙が、単なるレクリエーションのひとつにとどまらず、機能訓練や他者との関わりなど通所介護事業に

求められている業務に深くかかわっている状況が確認できました。
以上を結果を踏まえ、ケアパートナー株式会社・株式会社トーヨーは、静岡県立大学短期大学部の協力を得なが
ら、引き続き高齢者介護施設において折り紙の活用方法に関し、更なる検証をすすめてまいります。

 

【問合せ先】
ケアパートナー株式会社企画管理部
電話:03-6718-9077
e-mail: care-partner@kentaku.co.jp
HP:https://www.care-partner.com/

 

株式会社トーヨー営業部
電話:03-3882-8161
e-mail:saito@kidstoyo.co.jp
HP:http://www.kidstoyo.co.jp/

 

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